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HOMENEWS海外のワクチン接種会場の紹介(韓国)

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    2月17日から、ついに日本でも新型コロナウィルスのワクチン接種が始まりましたが、お隣の韓国でも先日、2月26日からワクチン接種を開始することが発表されました。開始に向けて急ピッチで準備が進む韓国のワクチン接種会場について、今日はご紹介したいと思います。

    韓国の人口は、およそ5,180万人。他国同様に医療従事者から接種を開始し、段階的に接種対象を広げ、2021年11月までには国民の70%以上にワクチンを接種して集団免疫を形成することを政府は目標に掲げています。

    接種会場となるのは、全国各地に合計250ヶ所設置される予定の接種センターと、約10,000ヶ所の委託医療機関。まずは、最初に接種を受ける首都圏のコロナ医療従事者用に設置された、国立中央医療院の接種センターを見てみましょう。

    こちらの会場では複数の独立した棟を接種センターとして利用するため、屋外を待機場所として利用したり、建物間の移動が発生したりもするようです。
    この動画が公開されたのは2月2日ですが、その1週間後、30分以内に50人に接種するという模擬訓練がここで行われています。1時間に100人、1日で600人の接種を想定したもので、患者1名が接種後にアナフィラキシー反応を見せたという設定で、応急処置訓練も同時に行ったそうです。受付から実際の流れに沿って訓練を行い、完了目標は30分以内でしたが、実際には47分かかったという結果が出ています。

    なお、最初に接種を受けるコロナ医療従事者用に他にも3ヶ所の接種センターが設置されていますが、そのうちの一つが本ブログタイトルの下の写真です。そちらは、屋内のスポーツ施設が会場になっていますね。これまでにご紹介した他国の例にも似たつくりのように見えます。

    さて、最終的には全国各地に合計250ヶ所の接種センターが設置されると先ほどご紹介しましたが、その件についてもう少し詳しく触れたいと思います。

    センターは各市区群に原則1ヶ所、ただし人口50万人を超える場合は2ヶ所設置されるそうですが、遅くとも全国民対象の接種が本格化する2021年7月までに運営できる状態になる必要があります。そのため現在、会場の選定作業などが急ピッチで進められており、各地の大規模公共体育館・スポーツ施設が会場に決まる可能性が高いといわれています。

    なお、各センターの1日の接種人数は600人を想定しており、センター毎に医師4名、看護師8名、運営要員10名の合わせて22人が必要で、全国250ヶ所合計で5,500人が必要となる見込みとのこと。接種センターでの接種は、身元確認→問診票の作成→医師による診察→看護師による接種→経過観察の順で行われ(異常反応に備えて救急車も配備されるそうです)、その運営に必要なスタッフ数ということになります。2月からまずはオンラインベースで対象者への教育を開始し、看護師の接種実習やセンターでのシミュレーション訓練といった現場研修も別途予定されているそうです。

    しかしながら、そのスタッフの確保に非常に苦労している様子も報道されています。政府の方針により、原則として各自治体の中で人材を確保しなければならず、協力機関や人材協力の募集のため各自治体が様々な動きをとり、調整を行っているといいます。短期間であれば地域内の医療機関から人員派遣の協力が得られる可能性があるものの、センターは数か月にわたって設置されるため、補償が無ければ難しい状況のようです。